読みだすと止まらない?! 英英辞典の使い方を知って英語学習を充実させよう
- 英英辞典を学習のメインとした場合の進め方など紹介!
英語学習の方法は様々ですが、中でも英英辞典を使った方法は効果的だと言われながらもやり方が分からなくてうまく行かない人が多いようです。英英辞典を利用した勉強法や辞典の選び方について紹介しています。英英辞典の使い方をマスターすれば、一度読みだすと止まらない、なんてことになるかも?
使い方次第で優良教材に!英英辞典を使うコツとは
英英辞典の使い方
英英辞典は、知っている単語を調べるという使い方がよい。これは英語を英語で把握できる訓練。英語で考える力が次第に身に付くだろう。
どんな言語でも、勉強には辞典が必要ですよね。英語学習でも英和・和英辞典が欠かせません。電子辞書として収録されるものや、スマートフォンのアプリとして発売されて人気となっているものもあります。
英語学習の強い味方である辞典ですが、英語の勉強をしているみなさんなら英英辞典というのを聞いたことがあるのではないでしょうか?
英和辞典が英語を日本語で説明している辞典なら、英英辞典は「英語を英語で説明している」辞典です。つまり、英語を母国語としている人にとっての「国語辞典」ということです。
英英辞典を使って英語を勉強するやり方は、今では英語学習法の1つとして認知されているポピュラーな方法です。
英英辞典を使うメリットって?
英英辞典を使うメリットは、英語を英語で理解できるという点です。英語を日本語で理解してしまうと、「知っている」という状態にとどまってしまい、いざ使おうとした時になかなか言葉が出てこない、ということが多いそうです。
日本語の場合でも読めるけど書けない漢字、というのはよくありますよね。英語で考えることが英語で説明する力につながり、文法や熟語が身につく効果が期待できます。「話す」「書く」の力をつけるのに役立ちますね。
また、会話や英文を書くときなど、何かを説明するという場面は割と多いと思います。彼はこういう人だ、とか、あの会社はこういう事業をしている、などなど、人や物事を詳しく説明することができると、かなり表現の幅が広がりますよね。
英英辞典は英語で物事の説明が書かれていますから、まさにこういった表現を学ぶことができるというわけです。辞典には例文も数多く載っていますから、1つの単語で複数のパターンを勉強できるのもポイントです。
英英辞典の使い方を知ろう
では、英英辞典を使った勉強法とはどのようなやり方なのでしょうか。一般的に辞典は「分からない単語を調べる」ものですが、英英辞典では、「知っている単語を調べる」のがコツです。
知らない単語を英英辞典で調べると、当然英語で説明が載っています。
しかし、その説明にも知らない単語があるとまたその単語を引いて……と、いつまで経っても単語の意味を理解することができない、ということになりがちです。これでは勉強が進みませんよね。
英英辞典を使った勉強では知らない単語を引くのではなく、すでに知っている単語を調べてみましょう。たとえば、「dictionary(辞書)」という単語を英英辞典で引いてみると、
a book that gives a list of words in alphabetical order and explains their meanings in the same language, or another language
Longman English Dictionary Online (http://www.ldoceonline.com)より引用
と書かれています。もし全てが分からなくても、「本」「単語のリスト」「アルファベット順」「同じ言語」「別の言語」など、いくつか部分的にでも読み取れれば、この文章が辞書というものを説明できていることが分かると思います。文法が理解できていればより正しく把握できますよね。
このように英語を英語で把握できるようになっていくと、やがて知らない単語を調べても理解できるようになっていき、英語で考える力をつけることができると言われています。
英英辞典を選ぶポイント
英英辞典を使った勉強法は様々なメリットが期待できますが、勉強のためにどんな英英辞典を選べばいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
一口に英英辞典と言っても、大きく分けると2つの種類があります。1つは、英語を母国語にしているネイティブ向けの英英辞典、もう1つが学習用としての外国人向け英英辞典です。
ネイティブ向けの英英辞典は、日本で言えば広辞苑のようなものでしょうか。説明に難しい言葉を使っていたり、文章が省略されている場合もあり、勉強する人が読むにはあまりふさわしくありません。
一方の外国人向け英英辞典は説明がきちんと文章として成立している場合が多いので、読みやすくて応用も効きやすい内容になっています。
翻訳家などの場合にはネイティブ向けの辞典を使う場合もあるので、どちらにも利点はあると思いますが、英語学習の一環として英英辞典を用意する場合には学習者向けのものを選ぶとよいでしょう。
人気が高いのはLONGMAN、COBUILD、Oxfordなどです。日本の出版社からも出版されていますから書店に行けばいくつか並んでいると思います。
こうした英英辞典にはCDやDVDが付いていて、辞典の内容をパソコンで見ることができたり、発音をチェックできるものもあるようです。ネットでは洋書版も購入できますが、こちらはCDなどの教材が付かない分、割安になっていることが多いようです。
英語が理解できる喜びを感じよう
英英辞典で定義されている文章は短く理解しやすくなっているので、英語が読める楽しみを感じやすいのもメリットです。読んで理解できるようになってくると、勉強も進みますよね。英英辞典を使って英語学習に弾みをつけられるといいですね。
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