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英語が聞き取れるようになる!簡単無料ディクテーション学習

英語を聞いて書き取る

「ディクテーション」って聞いたことがありますか?ディクテーションとは日本語で口述筆記と訳されます。裁判所で記録係の人がやっているあれですね。あれを英語の音声を聞き、英文として書き取るというのがディクテーションという英語学習法です。

良い学習には、入ってきた分だけ出すことが大事

今タイトルを見て、かしこい方は「入ってきた分と同じ量を出しちゃったら、何も残らないじゃないか!」と思ったはずです。たしかにそうです、コップに水を入れて、入ってきた水を全部出してしまったらコップは空っぽになります。

しかし、学習は違うのです!ただ「見た」だけ、ただ「聞いた」だけでは何も残りません。必ずわかったことを「話す」か「書く」かして出さなければ、入ってきたものが自分のものにはならないのです。

ディクテーション英語学習は、聞いたものを「ひたすら書き取る」という学習法です。これと似たものにシャドウイングという英語学習法があり、これは聞いたものを「ひたすらマネしてしゃべる」という方法です。両者に共通しているのはただ聞くだけでなく書いたり話したりして入ってきたものを自分が出力するということです。

ディクテーション学習とは?

書き取るだけで本当に英語の勉強になるの?と疑う方も多いと思いますが、ちょっとやってみてくださいよ。ものすごく難しいんですから。

もちろん、裁判所での発言を記録する速記の人とは違いますから、英語の音声がノンストップで流れている中で同時に英文を書き取るわけではありません。聞いては止め、聞いては止め、わからないところは巻き戻して聞きなおす、という方法で書き取っていきます。

これをやっていると英語を英語のまま理解するようになってきます。また、難しい文法を考えなくてもどの言葉がどの順番で並ぶかがわかるようになってきたり、正解と見比べることによって自分がよく聞きとれていないフレーズなどがわかるようになってきます。

これらの効果はただ聞き流しているだけでは得られません。書き取るぞ!という姿勢で集中して聞くからこそ得られる効果なのです。

準備するもの

ここまでの説明で、「準備しなければならないものがけっこうあるな」と察しがついたのではと思います。
それは、

  • 紙とペン
  • 英語音声とその内容を書いた文章(正解文)
  • 音声を再生するソフト(簡単に巻き戻せるもの)

です。
これを用意しなければなりません。

VOAとGOMを使ったディクテーション学習

まず、紙とペンは用意できましたでしょうか?

次に用意するのは英語音声と正解文のセットです。これはVOA(Voice of America)というアメリカのインターネットラジオサイトが使えます。

VOAの番組「Special English TV」は毎週更新される英語字幕付きの動画なので、これを音声と正解文のセットとして利用することができます。

サイトのwebcastsという項目にSpecial English TVの動画があるので、これをダウンロードしましょう(サイトにはEnglishとSpecial Englishの動画があり、Specialは通常の3分の2のスピードで話してくれます)。

動画を再生するときに便利なのがGOM PLAYERという無料ソフトです。

このソフトをインストールしておいて、このプレイヤーで動画を再生すると、キーボードのスペースキーを押すと一時停止、もう一度押すと再生ができ、矢印キー(←と→キー)で10秒戻る・10秒進むという操作ができます。

この機能とVOAの字幕付きの動画を使えばディクテーション学習ができるようになるのです。

とりあえずやってみましょう!

紙とペン、VOAの動画、GOM PLAYERを用意したら、ディクテーションをやってみましょう。

はじめのうちは頭のてっぺんから煙がでてきそうなくらい疲れますが、上達すると煙はでにくくなるはずです。

続けるコツは、完全な英文を書き取ろうとするのでなく、わからない部分は聞こえたままのカタカナにしておくのがおすすめです。あとで正解字幕を見たときに「なるほどこれか~」と理解すればオッケイなのです。

さあ、とりあえずやってみましょう!

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