「シャドウイング」で英語がペラペラになる口を手に入れる！

少しゆっくりめの発音の「Special English」がよい

英語の本を買ったりCDを買ったりするのはめんどうだ。でもインターネットで英語の勉強用素材を探してくるのもめんどうだ。そんな方が、もう英語の勉強もめんどうだ、と言ってしまう前に試して欲しいのがVOAを使ったシャドウイング訓練法です。

いっぱい聞いて、いっぱい話す

英語を話せるようになる一番の近道は、「いっぱい聞いて」「いっぱい話す」ことだと言われています。しかし、日本で生活をしていて日常的に聞いたり話したりする英語は「サンキュー」と「クリスマスイブ」、「スティーブン・スピルバーグ」くらいではないでしょうか？

これではいつまでたっても英語を話せるようにはなりません。

英語を話してくれる相手がいないし、話したいことも特にない、でも英語を勉強したいという方におすすめなのが「英語を聞きながら、聞こえたことをただマネして繰り返す」という勉強法です。

しかしまずは、聞く用の英語を調達しなければなりません。

VOA（Voice of America, ボイス・オブ・アメリカ）

VOAは「アメリカの声」としてインターネットに配信される、アメリカ合衆国の国営放送です。その中で、英語を母語としていない人の為に通常の3分の2のスピードでアナウンサーが話してくれる「Special English」というものがあります。これはおすすめです。

アメリカのニュースや文化、歴史、医療、テクノロジーなどいろんなテーマでアナウンサーが話してくれます。

ここで特におすすめなのが英語字幕の付いた動画の「Special English TV」です。VOAでは基本的にラジオのような音声のみの番組が多いのですが、このSpecial English TVでは、英語学習者にうれしい英語字幕付きの３０分番組が毎週更新されているのです。

シャドウイング

英語をただ聞き流すだけでももちろん英語に耳が慣れるという効果はありますが、いざ「英語を話さなければならない」となるとまた別の勉強が必要になります。

そして、この「聞く」と「話す」ということを同時に訓練できるのが「シャドウイング（シャドーイング, shadowing）」という訓練方法です。

シャドウイングとは、英語の音声に対して聞こえたままを自分が繰り返すというものです。英語の文章が読まれてから繰り返すのではなく、英語音声に重なっていくつもりで影のようにくっついていくのがポイントです。

つまり、

音声：　Nice to meet you.　あなた：　ナイストゥーミーチュー

ではなく、

音声＆あなた：　Nice ナイス to トゥー meet ミー you チュー

を目指すのです。

これは、日本人の苦手な英語の「リズム」と「イントネーション」を覚えるのに最適な練習方法だと言われています。

VOAを使ったシャドウイング

シャドウイングを行うためには英語の音声さえあればそれでいいのですが、普通の英語音声でシャドウイングできるのはすごく英会話レベルの高い人だけです。

そこで、シャドウイングの教材として最も使えるのがVOAのSpecial English TVとなるのです。無料で見ることができ、毎週更新され、通常の3分の2のスピードで読んでくれ、英語字幕も付いている。文句の付け所がないシャドウイングの教材といえますね。

使い方は、VOAのサイトから動画をダウンロードしてパソコンやモバイル端末（iPodやスマートフォン）で見るか、YouTubeで見ることもできます。YouTubeで見る場合は「VOA」と検索すれば「VOA Learning English」というチャンネルがあるので、見たい番組を選んでシャドウイング練習することができます。

さあ、早速はじめてみましょう

Voice of AmericaにアクセスしてSpecial English TVを探してみるか、YouTubeでVOA Learning Englishを探してみましょう。

はじめは英語字幕を使いながらシャドウイングを行い、いつかは字幕なしですらすら追いかけられるシャドウキングを目指しましょう！