やっぱりTOEICは必須!?企業の英語利用やTOEIC活用、その実態とは
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TOEICはよく社会人の間で必要なスキルだと言われることが多いテストです。TOEICを実施している協会が調査した結果、8割の企業で英語を使っており、また7割がTOEICのスコアを採用時に参考にしているという実態が明らかになったようです。その他、英語と企業の気になる関係をピックアップしてみました。
TOEICと企業の間にある関係とは?
TOEICは英語によるコミュニケーション能力を評価するテストですが、よくビジネスの世界で名前の挙がることが多いですよね。就職活動の際に履歴書に書いたことがある人もいるかと思います。
社内の評価基準として使われているというような話も多いようです。
しかし、実際に企業でどのように使われているのか、知っている人は少ないかもしれません。自分の会社の事情は知っているが、他の業種・企業となると噂程度でしか聞いたことがない、という場合もあるのではないでしょうか。
2011年6月にTOEICを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が、『上場企業における英語活用実態調査』という調査内容を発表しました。
企業の英語活用についてまとめたもので、その結果多くの企業に英語を使った業務があり、TOEICに関しても活用している割合が高いことが分かったそうです。
こうした内容は社会人の方にはもちろん、就職活動する大学生にも役立つのではないかと思います。調査結果の中から気になる項目をピックアップしました。
関連サイトの紹介
調査対象は国内の上場企業
http://www.toeic.or.jp/press/30.html
国内の上場企業全社3712社の人事部門。回答があったのは329社で、そのうち業務で英語を使っている企業は278社だったそうです。
8割の企業が英語を必要としている (PDF)
http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/katsuyo_2011.pdf
企業の84.5%が業務で英語を使用しており、この割合は資本金規模に比例して増加している。
英語を使う部署や部門があるのは47.1%で、ほぼ半数の企業で英語力がある人材を必要としていることが分かります。さらに製造業だけで見ると56.9%と、業種によっても英語を使う割合が違うことがわかります。
また、「英語を社内公用語にする」という企業が一時期話題になりましたが、実際には0.6%にとどまっており、公用語化の動きはまだまだ一般的ではないようです。
7割近くの企業が英語研修を取り入れており、受講者は増加している (PDF)
http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/katsuyo_2011.pdf
企業の66.5%が講師派遣をはじめとしてさまざまな英語研修を実施している。
英語研修の内容で一番多いのは、研修を行なってくれる機関から講師を派遣してもらう形式で、43.9%の企業が取り入れているそうです。
その他、通信教育やeラーニングなどの形式もあるようです。また、前年度に比べて研修を受講した延べ人数が増加したと答えた企業は38.4%もあり、社員の英語力に対する向上心は年々高まっていると言えそうです。
7割の企業がTOEICテストを利用している (PDF)
http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/katsuyo_2011.pdf
企業の69.1%がTOEICテストの結果を利用している。
TOEICのスコアを配属や転勤の参考にしたり、昇進の要件にしたりしている企業が多いようです。
TOEICテストの結果を利用している企業は69.1%でしたが、その次に多かったのは25.9%で「英語テストの結果は利用していない」でした。
その次に実用英検が8.6%、TOEFLが4.3%と続き、ビジネスの世界ではTOEICが圧倒的な割合となっていることが分かります。企業における英語力の判断はTOEICにかかっていると言っても過言ではないようです。
8割の企業が社員の採用時にTOEICスコアを参考にしている (PDF)
http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/katsuyo_2011.pdf
入社希望者が「資格・特技」として提出したTOEICスコアを77.7%の企業が参考にしている。
履歴書の資格欄に書かれることが多い英語の検定試験ですが、TOEICの場合は8割の企業がそのスコアを採用の参考にするそうです。
採用の基準が企業によって違うなかで、TOEICのスコアは就職活動のひとつの武器になると言えそうです。
ちなみに、新入社員に期待するTOEICスコアは平均で550点、中途採用社員では平均で600点とのことですから、この点数が履歴書に書くかどうかの基準となりそうです。
2011年度の大卒新入社員の平均スコアは494点だったそうですから、企業から期待される点数に届くためには一定の英語学習が必要だと言えるのではないでしょうか。
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