就活生必見!?大学生が就職活動で必要な英語力とは?
- 就職活動にどのくらいの英語力が必要?
就職活動をしている大学生には、「就活に英語力は有利なのか?」という疑問があるのではないでしょうか。就活生のサポートをしてくれる大学の就職課に調査した結果、就職活動と学生の英語力には重要な関係があるようです。調査結果から注目しておきたい内容をピックアップしました。
就職活動を一番知っているのは就職課!?
毎年、大学生の就職活動の時期になると就職率や説明会の様子などが話題になりますよね。そんな就活生が頼りにするのが大学の就職課です。最近は面接指導や自己分析の指導など、就職するための様々なサポートをしてくれる大学も多いようです。
大学では卒業生の就職先や在学中の学生の成績などの重要なデータを持っています。就職課ではそうしたデータを元にして1人でも多くの学生が希望する企業や業種に進めるようにサポートしています。
たくさんの学生のデータを持っているわけですから、「こういう学生は受かる」ということを知っていることになります。
つまり、就職課が学生に期待することは、企業にとっても重要な判断基準となっている可能性が高いと言えるのではないでしょうか。そういう意味では、大学の就職課は就職活動を一番よく知っている、とも言えそうです。
大学が考える、就職活動に必要な英語力とは?
そんな就職活動の強い味方である大学の就職課は、就職活動と英語力の関係をどのように考えているのでしょうか?
TOEICを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が2011年6月に発表した「TOEIC大学就職課調査-2011年」では、大学が就職活動する学生に期待する英語力などが明らかになっています。
関連サイトの紹介
国内の大学・短期大学の就職課1159校を対象に調査
http://www.toeic.or.jp/press/30.html
国内の四年制大学・短期大学就職課1159校(大学761校、短大398校)
質問紙による調査で、回答があったのは356校だったそうです。
7割の大学が就職活動に英語が必要だと考えている (PDF)
http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/katsuyo_2011.pdf
就職活動での英語の必要性について「非常に必要だと思う」「必要だと思う」と回答した学校が、就職活動生に期待するTOEICスコアとして最も多いのは600~700点であり、平均点は600点である。
大学側が期待しているTOEICスコアは600点以上という回答が全体の31.2%を占める結果となっています。就職活動に有利なTOEICスコアは600点以上だと言えるのではないでしょうか。ただ、「英語コミュニケーション能力は必要だと思うがスコアはわからない」という回答が48.3%となっており、大学によってTOEICの活用に差があることも見えてきます。
大学が就職活動生に求めるTOEICスコアは600点以上 (PDF)
http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/katsuyo_2011.pdf
企業の66.5%が講師派遣をはじめとしてさまざまな英語研修を実施している。
英語研修の内容で一番多いのは、研修を行なってくれる機関から講師を派遣してもらう形式で、43.9%の企業が取り入れているそうです。
その他、通信教育やeラーニングなどの形式もあるようです。また、前年度に比べて研修を受講した延べ人数が増加したと答えた企業は38.4%もあり、社員の英語力に対する向上心は年々高まっていると言えそうです。
7割を超える大学が学生の英語力を向上させたいと考えている (PDF)
http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/katsuyo_2011.pdf
学生のコミュニケーション能力を現状よりも向上させたいと回答しているのは大学の76.7%である。
多くの大学が学生の英語力をより向上させる必要があると考えているようです。
その課題として挙げられているのは、「日常必要としない学生に能力向上の動機づけが難しい」「学生の英語学習へのモチベーションを維持できない」といったもので、やはり学習意欲を維持させることに難しさを感じているようです。
大学側でも英語コミュニケーション能力の習得を指導しているケースが多く、その一環としてTOEICの受験を薦めているところも7割と、TOEICでの英語力向上が支持されていることがわかります。
6割の大学が「就職に有利な英語力を持っている学生はほとんどいない」 (PDF)
http://www.toeic.or.jp/toeic/pdf/data/katsuyo_2011.pdf
就職活動での英語の必要性について「非常に必要だと思う」「必要だと思う」と回答した学校のうち、学生が就職課の期待スコアを満たしているとしたのは17.5%である。
大学としては就職活動に英語力が必要だと感じている反面、実際に学生が十分な英語力を持っているかどうかについては、「ほとんどの学生が満たしている」と答えたのはわずか0.8%で、「わからない」「ほとんどの学生が満たしていない」と答えた大学が65.8%と、学生が就職活動に有利な英語力を持っていないと考えているケースが多いようです。
逆に考えれば、英語力をつけることで他の学生に差をつけることができるともとれるこの結果。英語を就職活動の武器にしたい就活生は注目です。
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